トピア内野手の463トピア

フリーライター・トピア内野手のブログ。野球やドラマや思う事などなど。

文化の日を生きる

8/12(水)
本来はライブに出る予定だったが、ライブ自体がなくなってしまった。7月末にそのことを聞いた。個人企画のようなものなので仕方ないな、色々なこと任せすぎだよなとも反省した。ライブに出るはずだったメンバーでプールに誘われたのだけど、仕事がぎゅうぎゅうの時期なので有給返上で出勤もありかもと思っていた。前日まで悩んでいたけど、どちらにせよ先方もお盆休み。平日に映画見るとかそういう文化的なことをしようという欲求が勝り、予定通り休むことにした。
bossston cruizing maniaの鹿島さんに勧められた、「きみはいい子」という呉美保監督の映画を観に行こうと思った。フランス映画の「彼は秘密の女友達」も見に行きたかったが、1日に2回も新宿行くのめんどくさいなと思い、自宅でDVD鑑賞をすることに。
本当は前日夜中は三四郎のオールナイトニッポン0を聴こうと思っていたけど寝てしまう。コンタクトをつけたまま。小さな目がさらに小さくなる。スッキリ!をぼんやりとした頭で眺めつつ、昨日借りてきたDVDを見始める。
セクシーボイスアンドロボの2巻。このドラマには若かりし松山ケンイチ大後寿々花ちゃんが出ている。
個人的にはなんと言っても、塚本晋也さん。もう大好きなのである。俳優としての塚本晋也さんを塚本監督以外の作品で見たことがないのでワクワクしてしまう。セクシーボイスアンドロボでは、主人公ニコの父親役。善良で奥さん大好きなパパである。とてもかわいい。塚本監督作品にいつもビビらされ、恐怖で震え上がっているものとしては、塚本さんご自身が少しビビったり怖がったりしている役というのがぐっと来てしまう。塚本晋也さんが鉄まみれになったり、壁に閉じ込められたりすることがない。安心してみていられる。
浅丘ルリ子さん演じる骨董屋の店主の理不尽だけれども真理を示してくれる言葉がすごく良くて、名作だ。
DVD2~4巻一気に見た。時間にすると6時間は観ていたことになる。すごくいいなあと思ったセリフは巻き戻したりもした。
好きなエピソードはたくさんあるけど、「2話ごぼ蔵」(DVD1巻に収録)、「4話かんにん袋」「第5話うしみつ様」(DVD2巻に収録)、「第7話ハンバーグさん」(テレビでは放送がなく、DVD3巻にのみ収録)がとくに好きだ。スカッと解決していないことも多々あるのがすごくいい。29歳が観てもすごくグッとくる瞬間ばかり。自信を持ってお勧めできます。
ほぼぶっ続けで観ていたら、もうナイターが始まっている時間だったので、ロッテ戦を見る。なんだかパッとしない。巨人横浜戦を観た。
core of bellsあいださんのやっている新代田の「えるえふる」という呑み屋に行こうと思うも、巨人横浜戦が緊迫していたので見てしまい、時間がないなと諦める。自宅近くの夜だけオープンする古着屋で小花柄のスカートを300円で購入。その後新宿に向かう。
新宿についたときには20:20.映画はテアトル新宿で21:10から。1杯飲む&ちょっとしたつまみがほしいかなと思い、新宿ロフトそばの回転寿司のHIBARIへ。この店はシャリは小さ目だけど、ネタもおいしい。そしてあら汁がめちゃくちゃおいしい。ぶり?の半身が入って151円というのはなかなかすごいと思う。グレープフルーツサワー(454円)、つぶ貝のにぎり1皿、あら汁。これで756円。回転寿司飲みは時間がないときはものすごくいいのではないかと思った。
20:50頃慌ててテアトル新宿へ。誰でも1100円のサービスデーのため割と人がいた。

「きみはいい子」はタイトルどおり子供と大人の関わり合い方について描かれた作品。虐待を娘に繰り返す母親、崩壊しかけの小学4年生学級の担任と生徒、モンスターペアレント、障害を持った子供とボケかけのおばあちゃん。私は結婚をしたことも子供を産んだこともありませんが、優しさと愛があってすごくいい映画だなと思いました。虐待をしている母親は夫が単身赴任で誰にも頼れず、子供に対して完璧主義。周りのママ友も信用していなくて苦しんでいる。良かれと思ってやったことが裏目に出る教師の報われなさ。見ていて心苦しい瞬間はたくさんありました。障害を持った子供とボケかけのおばあちゃんは通学路で挨拶を交わすだけの仲から、たまたまひょんなハプニングでその子の母親も含めた交流が生まれていき、心温まるものがありました。
解決をするわけではないけど、手を差し伸べてくれる人がいて、今後いい方向へ向かっていくんだろうなと思わせてくれる終わり方でした。池脇千鶴さんが本当にすごかった。一気にその瞬間を変えてしまう名演だと思いました。見ている人に問題提起していてヒントをくれるような作品です。観終わってから、5日くらいたっていますが、いまだに思い出して感動して泣けます。呉監督の作品は「そこのみにて光り輝く」もすごく良かったので、なるべく観ようと思いました。
本当に見に行って良かったなという気持ちで帰宅。完全にこの日は文化の日だった。