トピア内野手の463トピア

トピア内野手のブログ。華麗にゲッツーを捌き、打席では進塁打を打てる選手目指します。

TOKYO FIST

FISTが拳と言うことは初めて知った。
お恥ずかしながら手首だと思っていた。
なんでこんな勘違いしたのかというとSM嬢のM女にスカウトされたことがあるからだ。君はM嬢になれば稼げるよと言われた。その場で話半分に聴いてた。暇なフリーターだったしSMに興味はあったから。
スカウト「乳首に針は通せるか?」
筆者「通せない」
スカウト「通せないことはない。たいしたことじゃない。現にやっている女はゴロゴロいる」
スカウト「フィストファックってできる?」
筆者「フィストファック?」
スカウト「アソコ(つまり女性器のこと)に手首まで入れることだよ」
筆者「できない。やったことがない」
スカウト「できないことはない。女は出産のとき拳より大きい赤子の頭が出てくるんだから。それだけ広がるんだよ」
筆者「いやあ、ちょっと…スミマセン無理です」
未だにかなりはっきりと覚えている。
当時ヴァージンだったアタシからするとフィストファックってそんな世界があることが衝撃的でものすごくビックリしたことを覚えている。手首まで。それが残っていてフィストは手首だと思っていた。
この話ツイキャスでもしたのだけど、反応が薄すぎたのでブログにも書いてみた。アタシは諦めの悪い奴である。普段話せる内容じゃないから思い切り書いてしまいたい。アタシはこういうところで心の林檎を剥いているのかもしれない。

長い前置きはここまでにして「TOKYO FIST」という塚本晋也監督の映画を観た。塚本晋也監督の会社、つまり海獣シアターの自主制作作品。
主な登場人物は塚本晋也さん演じるサラリーマン津田、その彼女ひずる(藤井かほりさん)、津田の後輩のプロボクサー小島(塚本監督の実の弟・塚本耕司さん)の3人。
ある日津田が後輩のプロボクサー小島と再会。ひずると小島が会うようになり、ふたりがキスしたことを知り津田が激怒。小島の家に殴り込むもあっさりボコボコにされる。ひずるは小島のもとへ身を寄せ、津田は小島が所属するボクシングジムでボクシングを始める。
あらすじはこんなところですが、登場人物みんな頭がおかしい。後輩に嫉妬する津田は今で言うところのDV気質で異常にひずるを束縛。小島にボコボコにされたから小島のボクシングジムに通い始める。仕返し?というか負けない為なのか。
ひずるは小島のもとへ身を寄せるけど暴力から逃げるためではなくて、むしろボコボコにされてもいいぐらいと小島に惚れ込む。アイスピックのようなものを耳たぶに突き刺し血だらけになりながらピアスを開けたり、刺青を入れること(自傷行為というより人体改造)に傾倒していくひずる。
小島はひずるに近づいたのは昔からの因縁(津田と共通の友人女性が亡くなった)であり、壊れていくひずるが面倒になる。
津田と小島はまだわかる。津田が小島の家まで言って外からセックスばっかしてんじゃねーぞ!と叫ぶシーンは滑稽でただただかわいい。男の嫉妬。
とにかくひずるが圧倒的におかしい。小島に抱いてとかそういうふうに迫ることなんてほとんどない。ボクサーとして逃げずに戦え、あんたのボクシングをみんなが笑っている。アタシを殴って。これってどういう感情なんだろうか。セックスシーンが一度だけあって乳首に針を通すというか、乳首を金属で引っ張るシーンがあってこれはSMなんだろうか。とも思った。
ひずるを高架下で殴るも泣き崩れ、ひずるにボコボコにされる津田。小島のスパー相手を買って出てボッコボコにされる津田。津田はずっといとおしかった。ほんとアホで一生懸命でかわいい。真面目な人ほど怒らすとアレだなという要素もあり、愛ってクレイジーだなってところもあり。
ひずるが言うように逃げずに戦い血だらけで勝利する小島。
暴力、暴力、血。面白かったけど、登場人物が何を求めているのか、どんな感情なのかはさっぱりわからなかった。とてつもないバイオレンス映画。突き刺すようなテクノっぽい音楽にものすごい都市感を感じた。

小島が家でひとりでポーズをとって精神統一している姿は大それた音楽がかかっててこれはなんなんだ?と笑ってしまった。コントのようだった。笑うところじゃないのかもしれないけど。小島家に何度も何度も電話する津田もとてつもなく面白かった。
もしかしたらバイオレンス&SMなのかとどMのアタシは思った。そして自分の塚本晋也さんの大好きっぷりを改めて感じてすごく恥ずかしい。