トピア内野手の463トピア

フリーライター・トピア内野手のブログ。野球やドラマや思う事などなど。

ポジティブクズ~謎の魚の第三形態に救われた日

6/11(日)

この日のチケットは間違いなく、ZOZOマリン発券。何度も確認した。昨日と同じ轍は踏まない。少し成長した気がした。マイナスからゼロに戻っただけなのに。なんてポジティブなのか。

録画した番組を見ていたら、昨日と同じ時間になってしまった。13:01東京発、特急わかしお自由席。特急料金+510円。タイムイズマネー。だが、飲酒もできるし快適なので良しとした。車内で文春野球フレッシュオールスター( http://bunshun.jp/articles/-/2797 )の原稿を書いていた。メールでベタ打ち。なんとまあ、うまく書けない。この言葉を入れたい!というのは合っても組み立てがいまいち。構成をしっかりしてから書きたいと思っていたが、書かないと〆切過ぎてしまうかもしれないと書いてから調整することに。大して進まず、自己嫌悪。

海浜幕張駅着。運よくZOZOマリン行きのバス(現金100円/ICカード160円)に乗り込む。チケットを悠々と引き換え、レフトゲートへ。ビジター応援席を見てびっくり。開いている席がなかなかない!日曜日だというのに。

ヤクルトの交流戦勝利を見届けたい熱心なファンがたくさんいると胸が熱くなった。なんとか前のほうの席(つとむうこと伊東勤監督も肉眼でぼんやり確認できる)をゲット。

  今日はロッテの先発が佐々木千隼。ヤクルトはブキャナン。ブキャナンは私がヤクルトスワローズで今一番信頼している先発投手だ。球もいい。コントロールもいい。イニングは食う。登板間隔が狭くなっても文句を言わない。バッティングも一生懸命。ノンフィクションライターの長谷川晶一さんが伊藤智仁コーチにインタビューしたとき( http://bunshun.jp/articles/-/2417 )も、ブキャナンへの信頼や親心を口にしていた。「ブキャナンはなんとか勝ちをつけてやりたくなる投手」だと。ヤクルトファンにもそれは伝わっていた。ブキャナンに勝ちを付けてあげてほしい。そんな気持ちでたぎっていた。

この日のヤクルトは初回から先頭打者の坂口、二番上田の連続3ベースで試合開始から3分もたたないうちに先制した。三番山田もヒット。打者12人の猛攻で7点を奪った。ずっと咲き乱れる傘の花。佐々木の不安定な立ち上がりにきちんと付け込んだいい得点だった。1回裏のブキャナンは先頭打者から連続ヒットでノーアウト二、三塁。不安な気持ちになるものの、三番打者角中を良い当たりのセカンドライナーで抑え、飛び出したロエル・サントス(キューバの走り打ち外野手/年俸2,200万)をセカンドフォースアウト。サントスがしばらく立ち上がらず悔しがっている姿が印象的だった。サントスからしたらなんとも不運。ヤクルトからしたらこの上ないラッキーなゲッツー。四番パラデスも落ちる球で空振り三振に抑え、なんとか三者凡退。とても安心した。

まあこれなら少しだけ目を離しても大丈夫かな、ブキャナンだし。と大好きな曽根会長のモツ煮を購入するためバックネット裏のサンマリンへ。480円と球場グルメではだいぶ安く、モツも野菜もたっぷり、何より生臭さがほとんどない逸品のモツ煮。他でモツ煮が食べられなくなってしまったレベルの美味しさ。ZOZOマリンでは内野で見るのが好きだが、サンマリンのモツ煮を食べるために外野に行っていると言っても過言ではない。どれだけ気温が高かろうが、モツ煮は最高だ。つとむうがいる素晴らしい球場で食べるおいしいモツ煮。押し寄せるモツ煮×つとむう。アルコールとつとむうに同時に酔う。幸せとはこういうことか。モツ煮を食べ終え、自席に戻った瞬間坂口が犠牲フライでまた1点追加。閉じる暇のない傘。たまらぬ多幸感。3イニング目が終わって8-0。ちょうどお酒もなくなったのでぶらりと買いに行くことに。

千葉ロッテマリーンズも好きな私は親会社のロッテに貢献しなくちゃと内野コンコースにあるロッテリアでチキン南蛮バーガーを購入。450円。アルコールも飲みたいわとヤクルトスワローズ戦戦限定アルコール、ブルーサワーと言うものが出ていた。ブルーハワイ味のサワー。要は水色の甘いサワーなんだろう。でも500円と安いから買うぜと思いきや、チケットフォルダーに手を入れ、あることに気付いた。

あれ・・・?入れていたはずの5000円札がない。チャックと言うチャックを全て開け探すもない。完全に落とした。サンマリンに行く前、トイレにより、スマホ5000円札を同じところに入れていたことを思い出した。モツ煮を食べながら、スマホを取り出し、きっと落としてしまったんだろう。とても情けなくなった。5000円札を裸で落として見つけるなんて不可能。機能性抜群のチケットフォルダー。なぜチャックがついているポケットに入れておかなかったのか。入れないのか、入れられないのか、入れる度胸もないのか!トピアのズボラッ!いくじなし!と自分を思いつく限り罵倒し、チキン南蛮バーガーを食べながら、ロッテの謎の魚の第三形態への変貌を見ていた。チキン南蛮バーガーは鶏肉がジューシィでおいしかったが、なにより謎の魚には驚かされた。頭が取れた…?いや、いきなり口から骨が出てきた。演出ミスじゃなくてよかった。頭のとれたマスコットじゃなくてイリュージョンだったのだ。なんてハラハラさせるのか。数年前マスコットのマーくんの頭が取れたことをあえてパロっているのかい?アメイジングなことが立て続けに起こり、5000円札のことなんてどうでもよくなってしまった。ハイテンションになるトピア。とりあえず、酒は飲みたいと球場外周のマリーンズショップのATMへ。無事に3000円を下ろした。これで何杯かは飲める。私に怖いものなどなかった。

 大好きなブキャナンが7イニング目を投げ切った。2点は取られてしまったが、7回2失点ならHQS達成だ。素晴らしい。ありがとうブキャナン。8回表に上田剛史が犠牲フライを打ち、9-2。価値ある追加点だった。直後の山田のハーフスイングで三振は気になったが、勝ちは手堅いだろう。

8回からはルーキが出てきた。この日はあばれんぼうルーキでストライクが全然入らず、三者連続フォアボールでノーアウト満塁。肝を冷やし、ざわつくスワローズファン。伊藤智仁コーチは情に厚いのでルーキは代えないだろう。続投し、角中にタイムリーを打たれ9-3。パラデスなら三振が取れるはずだと祈るも、満塁からセカンドゴロで、9-4でワンナウト満塁。次打者鈴木大地でサウスポーの久古にスイッチ。見事見逃し三振に切って取る。これ以上ない大仕事。そしてなんとクローザー秋吉が登板・・・!7イニング目までは考えていなかった展開。ダフィー、大嶺翔太に連続タイムリーを打たれ、9-6。だが、秋吉以上の投手はいないので信じるしかなかった。そして根元を空振り三振。しんどい場面を投げ切ってくれた!何とかなった!と力強くガッツポーズする自分がいた。9回表は残念ながら無得点のスワローズ。ただ、秋吉だから大丈夫と落ち着いていた。

運命の9回裏!は秋吉が三者凡退に切り、交流戦勝利。なんと素晴らしいことか。勝利東京音頭は久しぶりだった。ヒーローインタビューでブキャナンはスワローズファンを「家族」と表現。この上ない美酒となった。二次会で夏祭りで「真中!」とコールするレフトスタンドのスワローズファン。まだあきらめていないこと、指揮官への信頼を表現するファンに心を震わされた。こういった温かさを持つ応援団のツバメ軍団のみなさんにはいつも頭が下がる。いつもありがとうございます。

幸せな気持ちで帰宅。ZOZOマリンで2日で使ったお金は1万8000円。チケットを忘れたり、お金を落とさなければ、8000円だった。スワローズの交流戦勝利があったので救われたのだ。今度は絶対チケットを忘れたり、5000円札を落とさないようにしよう、そう固く心に誓い、小さな巨人を見ながらうとうと寝てしまう。目が覚めたら香川照之長谷川博己が顔芸を繰り広げていた。