ビッキー! ビッキビッキー!!
「ビッキー! ビッキビッキー!」
私がよくツイッターで呟く言葉だ。断じて「ビキビキ! ビッキーズ!」ではない。
最近では下記のように(訳)と願望や感情を入れることが多い。
https://twitter.com/eatsother/status/1192767342284902400?s=09
私にとってこのフレーズは「ミキティー!」と同様なのだ。品川庄司・庄司智春があらゆる場面で使うギャグ。
ただ、私はギャグのつもりでもなんでもなく、感情が高ぶると本気で「ビッキー! ビッキビッキー!!」と呟いている。笑ってもらわなくて構わないし、来年のプロ野球選手・大引啓次がいるのかいないのか……。やり場のない気持ちを、大人なりのガス抜きとして呟くしかないんである。
毎日ビッキーのことで頭がぐるぐる。退団発表があった9月13日以前から、来年もヤクルトにいるのか不安で仕方なかった。少ない打席とは言え.350打った昨年と比べて打撃もコンディションも明らかに不調。ベンチで試合を監督のように見守っていたり、廣岡大志らにアドバイスを送っていても、出場しないことも多く、1000本安打まであと4本と迫るも、足踏みが一ヶ月以上も続き二軍落ち……。
いざ発表があった日、とてもすっきりした気分になり、感謝した。退団する心構えができたからだ。
9月中にはビッキーの実家の神社や、自宅近くの神社で「どこかNPBから声が掛かりますように」と絵馬に書いた。ふだんなかなかやらない神頼みにもすがりたかったのだ。
トライアウトには出ずに、10月いっぱいオファーを待ち、声が掛からなければ引退すると発表。今年退団となった楽天嶋基宏、阪神鳥谷敬には調査情報が出ていても、ビッキーのものはない。11月に入っても何の発表も記事も出ない。発表はトライアウトから一夜明けた今日からだ。嶋はヤクルトと入団合意したようだ。ビッキーにはまだ、獲得情報はない。
確かに体は衰えているかもしれない。圧倒的なリーダーシップ、勝利への執念。華麗な守備やここぞのバントや意外性あふれる勝負強い打撃はまだ健在。そう思いたい部分もあるが、若いチームには数字以上の経験値や魂を持つビッキーが必要なのではないか。廣岡大志に守備を教えている姿は指導者としても期待を感じさせるものがある。具体的に言うと、オリックス、中日、ベイスターズ、ロッテがいいのではないかと思う。
この4チームでなくても、NPBでなくても、私は大引啓次選手を見続けていきたい。今日からの気が気ではない日々をしっかりと生きる。決断をしっかりと見届ける。